福祉保育労の機関紙「福祉のなかま」2017年11月号(314号)を発行しました。
1面では、10月からスタートさせた「大幅な福祉職員の増員・賃金の引き上げを求める請願署名」(国会あて)を広げようとよびかけています。働きつづけることが困難になっている職場と生活の実態と、職員が増えたら何が実現できるかを伝えて、理解と共感を得て変化を生み出そうと強調しています。
2・3面では、人手が足りずに休憩・休暇が取れず、不払い労働も横行するなか、1日の過ごし方をチェックして、大幅な職員の増員で「自分のための8時間」を確保する必要性を示しています。国の職員配置基準と保障されている公費が低すぎ、心身ともに健康で働くことが困難になっています。大幅な増員を国に求めつつ、現状でもできる業務の見直しも論議していくことも重要です。
11月・12月を「大幅増員」キャンペーン月間として、各地で署名宣伝行動を広げ、12月1日には宣伝など全国いっせい行動にとりくみます。
4面の『伝えたい!組合の力 Myメッセージ』は、京都市内の児童館で働き、京都地方本部で執行委員としても活躍している中本さんが登場。愚痴をこぼせる場を大切にした「悩みは溜めずに吐き出して、共有すれば元気になれる」という言葉に実感がこもります。
「あったか共済コーナー」では、60歳で定年退職して法人で初めての再雇用となって2年を迎えた特養ホームの組合員さんから「共済を続けてて良かった!」と届いたお便りを掲載。足の骨折で1か月以上の治療が必要になり、掛金が安く手続きが簡単な共済を続けていたことで給付金を受けることができた喜びの声です。
応募が増えている「お便りありがとう」のコーナーは、「知り合いの職場では労働時間がまったく守られていない」「組合のない園に勤めていたが、残業が美化され、みんな結婚を機に辞めていっていた」「組合のない福祉職場の職員をなかまに迎えたい」などの声を掲載しています。
◇福祉保育労機関紙「福祉のなかま」2017年11月号(314号)PDFファイル
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ぜひお読みください。