機関紙『福祉のなかま』

「福祉のなかま」2022年3月号 9千円では足りません!3月10日は #福祉職員怒りの全国賃上げ・増員アクション 

 福祉保育労の機関紙「福祉のなかま」2022年3月号(362号)を発行しました。

 2・3面では、福祉保育労として3月10日に展開する「9千円では足りません!」3.10福祉職員怒りの全国賃上げ・増員アクションを特集しています。

 2月から始まった保育や介護などの政府の「9千円」賃上げ施策は、全産業平均との月額8万円もの格差を解消するには一桁足りません。補助金の算定の事業や職種も限定され、組合員からは「まったく足りない」「小遣いか」などの声があがっています。10月以降は、介護分野では介護報酬の扱いになるため、利用者負担に跳ね返ることから、矛盾と分断を生む状況になります。経済対策のみで、利用者や福祉職員の人権保障という視点はありません。全額国庫負担ですべての福祉職員を対象に規模も大幅に拡充させるとともに、職員の増員も実現させていく必要があります。

 福祉保育労は、各職場段階などの分会で、月額4.2万円・時間給260円以上の賃上げなどを掲げた統一要求を法人に提出し、3月9日までに回答を求めてきました。3月2日には、福祉保育労の中央行動(厚生労働省への陳情・要請)で、政府に大幅な賃上げと増員を迫りました。しかし、厚生労働省と内閣府は、私たちの「福祉職員の賃金水準を少なくとも全産業平均にまで引き上げるつもりはないのか」との問いに、正面から答えず、「引き続き処遇改善に努める」との回答にとどまりました。また、国が定めている職員配置基準の引き上げなどの職員増員を求めたのに対しては、「職員配置を一律に引き上げると、施設経営に支障が出る」「人材確保などが厳しくなる」「保育士の3歳児の配置は、2015年度に加算で改善した」など、これまでの回答に終始しました。

 このような状況を踏まえて、私たちは3月10日に地方組織で確立しているストライキ権の行使のほか、宣伝チラシの配布や職場アピールの採択と首相・厚生労働大臣あてのFAX送信など、「9千円では足りません!」3.10福祉職員怒りの全国賃上げ・増員アクションにとりくみます。

 群馬、東京、神奈川の職場で国に対するストを実施するほか、各地で宣伝行動なども展開します。Twitter上では、 #すべてのケア労働者に大幅賃上げを #福祉職員怒りの全国賃上げ・増員アクション #変えよう福祉職場あるある での発信もぜひ広げてください。

 「福祉のなかま」2022年3月号のPDFファイル、3月10日の宣伝用チラシ、宣伝予定は以下のとおりです。ご理解とご協力、応援をお願いします。
 
 1面の組織拡大キャンペーンの特集、4面の「伝えたい!組合の力」「あったか共済コーナー」「お便りありがとう」などもぜひご覧ください。

◇福祉保育労機関紙「福祉のなかま」2022年3月号(362号)PDFファイル
https://www.fukuho.info/wp-content/uploads/2022/03/21_03.pdf

◇宣伝チラシ いのちを守り社会を支える福祉職員の本気の賃上げ&増員を!(「9千円では足りません」3.10福祉職員怒りの全国賃上げ・増員アクション)PDFファイル
https://www.fukuho.info/wp-content/uploads/2022/02/22bira.pdf

 

◇3月10日(木)の主な宣伝予定(職場段階を除く)◇
○栃木 
 9:30~10:00 宇都宮駅地方裁判所前
11:00~12:00 宇都宮城址公園

○神奈川
14:00~15:00 桜木町駅野毛ちかみち入口・スタンディング

○滋賀
19:00~19:45 草津駅西口 

○京都
 8:15~ 8:45京都市役所前
13:30~14:30北野白梅町

○兵庫  
 8:00~ 9:00 県庁前宣伝(スタンディング)

○福岡
 8:15~ 8:45 福岡市役所前

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