とりくみ

「福祉職員の大幅な増員・賃金改善」「憲法改悪反対」3.15ストを含む全国いっせい行動にとりくみます  

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 福祉保育労は、福祉職場の低すぎる賃金水準と人手不足が社会的な問題になるなか、政府に対して大幅増員・賃金改善などを求めて、福祉保育労として初の全国的なストライキを含む行動をよびかけ、11の地方組織でスト権を確立して昨年3月を迎えました。昨年の「3.16ストを含む全国いっせい行動」では、96職場658人がストに入ったほか、各地・各職場でのアピールワッペンを着用した就労、職場集会・アピール採択、対政府要請FAX、職場や県庁前での宣伝などを展開しました。テレビ報道やSNSなどでも反響が広がりました。

 2018春闘では、「大幅な増員・賃金改善」「憲法改悪反対」を掲げて、「3.15ストを含む全国いっせい行動」にとりくみます。今回は、職場への要求提出、団体交渉、宣伝、政府交渉などを事前のとりくみとしてすすめています。ストに入る職場では準備と申し入れ・通告・宣伝のもとにストを実施するほか、ストに入らない職場でもアピールや宣伝などをおこなっていきます。

 福祉職場では、利用者(子どもや高齢者、障害者)に対する国の職員配置が現場の実態に合わない低い水準です。そのため各施設・事業所では、利用者の安全を守って一人ひとりに十分な対応ができるように、基準以上の職員を配置しています。それでも、職員は休憩・休暇が取りづらく、不払い残業も少なくありません。

 人件費財源は、不十分な職員配置基準で積算された額だけが、公費や保険料から出されています。そのうえ、積算のもとになる一人分の賃金は、健康で文化的な生活を維持できない水準に抑えられています。
 そのため、利用者処遇を維持するために職員配置を手厚くすれば、一人当たりの賃金を国が見積もっている額よりも大幅に下げるか、正規雇用の職員を非正規雇用に置き換えざるを得ないのが実態です。国の責任で福祉職場の人手を大幅に増やすこと、賃金を大幅に引き上げることが必要です。あわせて、平和と人権を大切にした憲法を守り活かすことが重要です。

 当日は厚生労働省交渉(陳情・要請)とあわせて、各地・各職場でのストやアピール行動、宣伝などをおこないます。趣旨をご理解いただき、全国各地での行動にご注目ください。

 1月末から約1ヶ月で1万6000人をこえる賛同と多くのコメントが寄せられている、
ネット署名「SOS!福祉職場 福祉職員の大幅な増員と賃金の引き上げを求めます!」
chn.ge/2FImnmY
の署名者一覧とコメント(3月13日までに寄せられたもの)も、厚生労働省の担当者に提出する予定です。

☆☆☆3.15ストを含む全国いっせい行動 職場単位以外の主な予定(一部)☆☆☆
中央行動 午前10時30分~午後5時(議員会館内)
スタート集会、請願署名の紹介議員要請、厚労省交渉、まとめ集会、外でのアピール行動

☆神奈川・午前8時~9時 戸塚駅前宣伝
☆東海・午前10時~午後5時50分 栄ひろばロング宣伝・スピーチ 午後5時50分~パレード
☆京都・午後6時30分~ 三条河川敷 アピール行動・パレード
☆大阪・午前10時30分~大阪府庁前集会・デモ(11時45分終了予定)
    午後6時30分~7時30分なんば駅前宣伝
☆滋賀・午後7時~7時45分 草津駅前宣伝

◇「国の責任で福祉職場の人手を増やして!賃金を引き上げて!」などとアピールする3.15ストを含む全国いっせい行動チラシ
//fukuho.info/wp-content/uploads/2018/02/20180315.pdf

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