福祉保育労 組合の力

【福祉保育労 組合の力】不透明な運営の改善を求めて 保育園分会を結成

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 職場に労働組合があれば、よりよい職場づくりに踏み出せます。職場の改善にむけた動きを一部紹介します。

北日本地域で新たな保育園分会が誕生
 不透明な運営が続くなか、職場の改善を求めて相談を重ね、まず9名の仲間が加入しました。「節約で暖房も切ることが多い。暖かい保育園にしたい」「交通費にも差があって定期代を自己負担している」など切実な要求が出されました。その後、分会長が中心となって職員に声をかけてきた結果、組織率7割を超える分会となり、5月に初めての団体交渉に臨みました。

 正規職員が主任と園長の息子(保育士・事務)の2人のみで、他の職員は全員非正規雇用で低い処遇。就業規則もどこにあるかもわからず、給与表の内容もまったくわからないままとなっていました。園長の「気分次第」で手当にも差があり、「事務作業が大変だから」と住民税の支払いも職員に自分で支払うように指示するなど、あまりにも理不尽で労働者を軽視した運営がおこなわれていました。

 団体交渉には、分会の仲間たちを先頭に、福祉保育労の役員もサポートするなど23人が出席。現場の思いを直に訴え、経営者に理解してもらおうと発言を準備しました。一人ひとりが疑問をぶつけて説明を求めたものの、法人側は「ゼロ回答」のオンパレード。理事長が出席しているにも関わらず「この場で判断できない」との回答を繰り返し、資料どころか給与規定すらも持参していない始末で、団交中に理事長が発言することは一度もありませんでした。
 今後、組合の要求に法人側が誠実に回答するかどうかによって、公的機関への申し立てなども視野にたたかう構えです。
 緊張しながらも初めての団交に参加した組合員は、あまりにもひどい運営にあきれる半面、組合を作ったからこそ「堂々と経営者にものが言える」「声をあげることが大切」と実感し、団結を固め合いました。組合員は16人にまで増え、さらに仲間を増やして職場を改善していこうとがんばっています。

 福祉職場で働くみなさん、福祉保育労に入りませんか。

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